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寄り添う黒。キメの黒。〜PIMENTÉの黒い靴〜 /Black Shoes

寄り添う黒。キメの黒。

〜PIMENTÉの黒い靴〜


誰もが持っているであろう黒いシューズは、凛とした存在感と汚れが目立たず着こなしに寄り添ってくれる安心感が大きな魅力です。そんな基本に忠実でいて程よく個性が光る黒いシューズを4つのテーマに分けてご紹介。ディレクターの想いが詰まった制作秘話やオススメの合わせ方とともに、PIMENTÉの黒の魅力に迫ります。



■フラットシューズ+透け感でちょっと攻めてみる。

締まりに欠ける印象のフラットシューズは、レース仕様の透け感があるソックスをあわせて華やかさを演出。透けコンシャスな足元でコーディネートにスパイスをプラスしてみてはいかがでしょう。

- Director’s voice -

「今春、一番推したいのがドット柄のフラットシューズ。小さなドットはよく見かけますが、大きなドットが散りばめられているのがポイント。 小さめだと女性的でコンサバティブになりがちですが、大きめなのでかわいらしくなりすぎない塩梅がいいんです。そしてなんといってもこだわったのは、外反母趾が目立たないカッティングで仕上げた点。実は私自身も外反母趾でずっと悩んでいて……。靴職人さんとやり取りを重ねてようやく理想のラインを実現できました」

- Styling Recipe -

素足でそのまま履くのももちろん良いですが、レースソックスなど透け感のあるレッグウェアでちょっと攻めてみるのもオススメです

- BY THE WAY -

こんなレッグウェアもオススメ

オーストリア発の繊維メーカー、ウォルフォードのタイツ。つま先やかかとに切り替えのないスムースなデザインと20デニールの薄手生地がエレガントな印象。かわいらしいチュールドットシューズとのコントラストを楽しんで。


■スクエアトゥの意外な可能性を知る。

クラシックでモード感のあるスクエアトゥ。日常にフィットするフラットシューズやパンプスも、スクエアトゥならキメの一足に早変わり。合わせるレッグウェアでも個性を狙ってみましょう。

- Director’s voice -

「フラットシューズはコンフォートな履き心地が魅力ですが、見栄えがやや野暮ったく見えてしまいがちなのが玉に瑕。そこでワイドめのスクエア型トゥを採用し、きれいなシルエットと締めつけ感のない履き心地を実現しました。さらに、履き口を広くすることでフラットシューズながらモードな表情もさりげなく加味しています。また、1cmだけインヒールを仕込むことで、足首の位置がきゅっと上がってきれいに見えるようにしたのもこだわりです」

- Styling Recipe -

カジュアルに見えがちなフラットシューズは、チュールのソックスなど繊細な印象のレッグウェアでギャップを狙うのがオススメ。くしゅっとたるませるのも、こなれ感が出て素敵です。

- BY THE WAY -

こんなレッグウェアもオススメ

エレガントで艶っぽさのある20デニールのハイソックス。暖かくなってきたら、ショートパンツなどと組み合わせて楽しむのもオススメ。


- Director’s voice -

「言わずもがな、足元の定番アイテムといえば黒パンプス。ラウンドトゥがお馴染みではありますが、目をつけたのは厚みと丸みのあるスクエアトゥでした。デザイン性を高めつつ、締めつけ感の少ないつくりにしたかったんです。そして特筆すべきは、華奢でくびれをつけつつ、あえて少し重心をずらすことで歩きやすさや安定感を実現した渾身のヒール。実は半年以上にわたってサンプルの出し戻しを繰り返してようやく完成したものなんですよ」

- Styling Recipe -

モード感のあるシルエットを日常に落とし込むなら、コンサバティブなドット柄のストッキングが。パンツの裾からレッグウェアをちらりとのぞかせるのもお洒落です。

- BY THE WAY -

こんなレッグウェアもオススメ

PIERRE MANTOUX
ネット タイツ

個性あるパンプスの存在感をより強調するなら、あえてインパクト強めの網タイツを合わせてみるのも手です。こちらはイタリアの高級レッグウェアブランド、ピエールマントゥーのもの。


■ストラップシューズの“オン”ではない履き方。

ともすると、ピアノの発表会的なエレガントすぎる印象になりがちなストラップシューズ。PIMENTÉのひとクセあるデザインと意外性のあるレッグウェアの合わせで、足元を遊んでみませんか。

- Director’s voice -

「大人が履けるワンストラップシューズ、をテーマにつくった一足です。個人的に子供っぽく見えがちで苦手だったメリージェーンですが、甲部分のストラップが太いのが原因なのかなと気づいて。そんなわけでストラップは華奢に、バックルもニッケルブラックのものを選んで、大人の女性がスタイリッシュに履けるメリージェーンに仕上げました。ほっそりとしたスクエアトゥも大人っぽく履きこなせるポイントです」

- Styling Recipe -

ドット柄のストッキングや網タイツなど透け感のあるレッグウェアをコーディネート。カジュアルに傾きがちなワンストラップのフラットシューズもぐっとシックな印象に仕上がります。

- BY THE WAY -

こんなレッグウェアもオススメ

あえて白ソックスにロールアップしたデニムを合わせてみるのもお洒落。大人なシルエットで仕上げたこのシューズなら、子供っぽくならずスタイリッシュに楽しめるはずです。


- Director’s voice -

「ひとクセあるパンプスがほしくてつくったのがこのバックストラップ パンプス。バックストラップならではの抜け感が今の気分に合うと思うんですよね。こだわったのは、ストラップを支えるホタテと呼ばれるサイドのパーツ。立ち上がり方や高さなどを試行錯誤して、理想のシルエットにまとめました。今シーズンはPIMENTÉでもレッグウェアが豊富に揃っているので、足元コーディネートをたっぷり楽しんでもらえたら嬉しいです」

- Styling Recipe -

ふつうのパンプスよりもレッグウェアが見える面積が広いので、いろいろな合わせが楽しめるのもバックストラップならではの魅力。デザイン性のあるソックスもばっちり映えます。

- BY THE WAY -

こんなレッグウェアもオススメ

PIERRE MANTOUX
ドット タイツ

ピエールマントゥーのストッキングは、上質な素材とかかとに切り替えのないスムースなつくりが特徴。レッグウェアが映えるストラップシューズだからこそ、ぜひこんなアイテムを選んでみてはいかがでしょう。

- Director’s voice -

「アンクルストラップのヒールサンダルといえば、たいていラウンド型やポインテッド型のトゥですが、華やかすぎる印象になりがちですし、なにより締め付けや痛みが気になることも多いと思うんです。そこで、ややワイドなスクエアトゥに仕上げて、歩きやすさの確保と同時にモダンな印象も加えてみました。とはいえ、ワイドにしすぎると野暮ったく見えるので、ギリギリの幅を狙ったのがこだわり。ストラップも太すぎず細すぎずを狙っています」

- Styling Recipe -

アンクルストラップのサンダルに合わせるレッグウェアといえばストッキングが定番ですが、今人気のラメソックスもオススメ。ふだんサンダルにソックスを合わせない人でもトライしやすいはず。

- BY THE WAY -

こんなレッグウェアもオススメ

あえてタビソックスのつま先を見せて、変化を出してみるのもいいでしょう。ハイゲージのリブ編みがちょうどいい塩梅のコチラのソックスはマルコモンドのもの。


■ローファーをカジュアルな靴として捉えてみる。

きちんと感のあるローファーは、あえてカジュアルシューズとして履くのもオススメです。ビットのデザインなどディテールにこだわったり、ルーズなソックスや編みタイツなどでラフに履いてみてはいかがでしょう。

- Director’s voice -

「わたし自身、日本特有の真面目顔なローファーがあまり好きではなく、ヨーロッパの端正なローファーを履いてきたのですが、どうしてもつくりが日本人の足には合わなくて……。そんな悩みを解消するべく制作したのがこの一足。ちなみにPIMENTÉのローファーは3型あるのですが、すべて同じラストを使っています。ポイントはなんといってもアニマルモチーフのビット。イタリアのメーカーから苦労して取り寄せたスペシャルなディテールなんです」

- Styling Recipe -

ローファーに合わせるレッグウェアといえば、やっぱりソックスが定番。アニマルビットの個性派なら、ベーシックな合わせも映えます。長めのソックスをくしゅっとたるませるのも素敵です。

- BY THE WAY -

こんなレッグウェアもオススメ

マットな質感のフィッシュネットソックスは、洗練された印象をぐっと高めてくれる有効アイテム。スカートなどフェミニンなボトムスにあわせるときにぜひ。


PIMENTÉ

PIMENTÉのシューズは、いずれもディレクターが職人やメーカーとともに履き心地からディテールに至るまでこだわり抜いてつくりあげたもの。ただ単に見た目が素敵というだけでなく、裏には多くの試行錯誤とこだわり、そして物語があるのです。それぞれの背景を知れば、ふだんのコーディネートにも楽しみが生まれるはず。靴が生まれた背景に想いを馳せながら、PIMENTÉの黒シューズをご堪能いただけたら幸いです。


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